momolog

生きていく中で考えたことをつらつらと

こしいたい

 この記事は、暴走冷蔵庫 Advent Calendar 2020 - Adventar 三日目の記事である。フリースタイルアドベントカレンダーなので好き勝手に最近のことをつらつらと綴る。

 こしいたい。恋したいではなく腰が痛い。

 買い物のためショッピングセンターを三十分もうろついていると腰が痛くなり立っていられない。無理すると脂汗が滲んでくる。昨年ぐらいから腰の痛みがあったが、最近とみに悪化してきた。あまりに痛いので、重い腰を上げて(ここでの重い腰とは出不精であるという意味)整形外科に行った。

 整形外科の受付では、我ながら惚れ惚れするほどスムーズに立ち回れた。あらかじめ保険証を出しておき、「初診です」と言いながら受付のお姉さまに差し出す。お姉さまが検温のための機械を手に持ったので、そっと自分の前髪を上げておでこを差し出す。完璧なムーヴだった。

 一度医師の診察を受け、レントゲンを撮り、レントゲン写真をもとにもう一度診察を受けるという流れだった。レントゲンを撮ったあとの待ち時間はドキドキしていた。腰痛は原因不明のことが多いらしいが、私の腰痛はレントゲン写真で原因がわかるタイプだろうか? 私はこういう時に最悪の事態を想定して、どんな診断が下されてもいいように心構えをしておくタイプだ。「腰痛 原因」でググると、重度のヘルニアだとか、脊椎の腫瘍だとか、側湾症だとか、婦人科系の病気だとか、消化器のがんだとか、いろいろな病名が出てきた。そんなこんなしているうちにまた名前を呼ばれて、診察室へ入る。そこで、医師から私の背骨が映ったレントゲン写真を見せられた。

 ーーぐにゃっと曲がった背骨が映っていた。

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背骨を正面から見た図
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背骨を斜めから見た図

 えっ、これ最悪のパターンの一つとして想定していた「側弯症」ってやつ? ウワー。とか思っている私に対し、医師は写真を示しながら次のような説明をした。

「こちらは背骨を正面から見た写真ですけど、見ての通り曲がってます。あとこちらは斜めから見た写真なんですけど、背骨の下の方、骨と骨の間隔が狭くなっていて、ヘルニア気味になっているのかもしれません。まァ軽度ですので手術とかではなく、リハビリで治していきます」

 よかった手術ではないらしい。ところでリハビリってなんだろう。とか思っているうちに病院の奥まった部屋に連れて行かれた。なんとそこはスポーツジムのようになっており、かっこいい系のお姉さん(アズール・アーシェングロットのような髪型だった)に指導されながら、簡単な筋トレをすることになった。仰向けになって脚を上げるのを十回かける三セット。リハビリとは筋トレであった。

 今後は教わった運動を毎日続け、一週間ごとに通院して、状態を見ながら筋トレの内容を変えていくとのこと。痛み止めのお薬と湿布が処方され、なくなったら受付で言えば追加が貰えるらしい。

 さて、このブログを書いている今も通院は続いている。三回目のリハビリ通院を終え、運動メニューは「仰向けで腰を反らせての脚上げ左右十回ずつ三セット」と「うつ伏せでの脚上げ左右十回ずつ五セット」である。簡単だが終えると少し汗ばむくらいになる。そしてリハビリの成果か、イオンモールを二時間くらいうろつくことが可能だった。痛くなることにはなるが、以前よりだいぶ改善されている。このアドベントカレンダーの終わりの頃にはさらに良くなっているはずだ。

 こしいたい人々よ、筋トレをせよ。さすれば汝は救われん。